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理に適った家である

2011.10.21

私は、家を意識するようになって初めて冬の到来を待ち遠しく思った。それまでは、四季の中で嫌なことが思い出されるのは冬のシーズンが突出していた。中でも、寒さに関するものは最悪だった。しかし、この家には「寒さ」がないというのだ。いったいその暮らしというものはどういったものになるのだろうか?六五坪の広さがあって、仕切りのドアがほとんどなくて、家中をぐるぐる回れる間取りなのに、本当に寒さ知らずのままで暮らせるものなのだろうか?一〇月の下旬に、私は五箇所の床下ダンパーを閉めて歩いた。

深谷市の中古一戸建て
寝屋川市の中古一戸建て
総社市の中古一戸建て
松阪市の中古一戸建て
菊池市の中古一戸建て

以前の家では、いや、近所に最近建てられた家でも、床下の換気口は一年中開かれたままである。それでは、冷たい風が床下に入り込んで構造体を冷やしてしまうだろうし、床の周辺にある隙間から室内に入り込んで寒い家にしてしまうはずだ。そんなことをイメージしながら、ダンパーを閉めていくのは楽しい作業だった。夏を中心に暑さを敬遠したい時期には、開いて構造体の内部を冷やすことに役立て、暖かさが欲しくなったら閉じて高気密にする。構造体の内部に通気性を与えれば涼しさが、気密性を与えれば暖かさが得られやすくなる。インナーサーキットが衣替えのような効果を発揮してくれる家なのだ。そして、インナーサーキットが熱の伝播にも役立ってくれるので、家中がまんべんなく暖かくなっていく。私は、そのように理に適った家であることにいつも合点していた。





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