白紙撤回になったものの大正製薬と田辺製薬の統合計画もあった。欧米の医薬品業界では、ここ10年間で大型の事業譲渡や合併が相次いで行われたが、その波が日本にもやってきたということである。2001年に三菱ウェルファーマとして新しく出発した同社は、もとをたどれば4社が合併してできた会社。ウェルファイドはミドリ十字と吉富製薬、三菱東京製薬は東京田辺製薬と三菱化学の医薬品部門が合併して誕生していた。卸も同様で、東北が地盤のバイタルネットがここ1、2年の間、3社を吸収合併(予定含む)したように、大手のスズケンを含めて買収や合併が相次いで行われている。今後もこのような業界での大きな動きは、増える事はあっても決して減る事はないだろう。